伊旺レビュ

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Author:伊旺(いお)
話好きが昂じてこんな多趣味に。
各ジャンルによって★の重さが変わります。

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伯爵と妖精 取り換えられたプリンセス

4086006642取り換えられたプリンセス 伯爵と妖精 コバルト文庫
谷 瑞恵 高星 麻子
集英社 2005-11-01

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いつだって、そばにいるのは人よりも妖精だった。(p.270)

★★★
(青騎士伯爵、領地、赤ん坊、取り換え子、海賊、行方不明)


取替え子。
妖精が人間の子供と自分の子を取り替える。
リディアは、むかしから自分がそうではないのかと疑っていた。
エドガーの領地から、その取替え子に関する手紙がきて、彼女は発つことに。

エドガーの女癖はもうどうしようもないのでは……というあきらめモード(私が・笑)。
何度プロポーズの言葉を口にすれど、こんなに信用できない人物も珍しい。

このシリーズはどうやら男女間の恋愛ごとをちゃんと描こうとしている気がする。
もちろん、青少年向きというカテゴライズだが。

気になるのは、エドガーがアーミンを好きというのが事実なのか、もしそうなら彼はそういう自分に気づいていたのか、そして、今はどう思っているのか。
後半が一番大事。

伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて

4086006405伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて コバルト文庫
谷 瑞恵 高星 麻子
集英社 2005-09-01

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「最初から、矛盾だらけのただの若造だと見抜いて、それでも同情して、協力してくれた。このまま、いつでも対等でいてほしい。僕に共感してくれなくてもいい。そばにいてしかってくれるとね、プリンスみたいにならずにすむと思えるんだ」(p.190)

★★★
(婚約指輪のムーンストーン、伯爵の花嫁、ブラックダイヤ、不吉、復讐)


二つのダイヤをめぐり、エドガーがプリンスに狙われた理由が徐々に明らかにされる。
やはり、彼自身が必要だったと。

エドガーは奔放すぎて、不誠実だということさえ疑問に思っていない。
そんな彼と婚約することはできない、とリディアがとうとう三行半たたきつけたような気がする。
彼女は、うわべだけで褒め称えられるなら、確かに逃げるだろう。

ケルピーとアーミンの位置がいい。
ふたりとも、エドガーとリディアにとって、刺激剤になっている。
二人とも少ししか成長してないように見えるが(笑)。

伯爵と妖精 恋人は幽霊

4086005999伯爵と妖精 恋人は幽霊
谷 瑞恵 高星 麻子
集英社 2005-06-01

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「きみが僕を受け入れてくれるとしたら、言葉ではなく、口づけなんかでもなく、……何が必要なんだろう」(p.292)

★★★☆
(妖精博士、形ばかりの婚約、女たらし、霊媒師、降霊会、罠、アーミン)


アーミンそっくりの霊媒師登場し、リディアもしらず巻き込まれていく。
プリンスはユリウスをこちらへ送り、何かをしたかったらしいが詳細はわからず。

レイヴンが「姉」という存在を初めて認識。
アーミンは、エドガーをまだ好きなのではないのか。
あと、本当に裏切ってないといえるのか。
彼女の記憶をどうするかも気になる。

エドガーはようやく自分に欠けているものに気づき始めている。
一方、リディアも自分のかたくなさを考え直し始めている。
彼にだけ誠実さを求め、自分は籠のようにただ防御し、動き出そうとしない。
これから変化があるか?

伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに

408600559X伯爵と妖精―プロポーズはお手やわらかに
谷 瑞恵
集英社 2005-03-02

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リディアのことは、わりと、けっこう好きなんじゃないかと思っているのに、決定的に足りないものがあると、はねつけられたようだった。(p.169)

★★★☆

月の指輪をめぐり、結婚話が勃発。
新キャラも登場し、エドガーにはライバルが増える増える。
それに、彼自身過去の知人を見つけたと思った矢先、事件は膨らんでいく。

今回はうまく練っているという感じのストーリィで、エドガーはやはり口がうまいなと(笑)。
でも彼の本心はリディアのいうようにわからない。
いまはそれよりもプリンスへの復讐しか念頭にないのかも。

リディア自身もエドガーに対する気持ちがまだ発展しているのかもわからない。
ケルピーがロンドンにとどまるそうなので、そこらへんの騒動も期待。

伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて

4086004747伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて
谷 瑞恵
集英社 2004-08-31

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「あなたはもう、憎しみに頼らなくても生きていけるはずよ」(p.225)

★★★

雇われ妖精博士としてスコットランドからロンドンへと行ったリディアだけど、エドガーの口説き三昧の日々にあきれつつ、仕事を探す日課だ。

エドガーは淡白に見えるが、プリンスに対してだけは復讐の二文字を忘れない。
それは、彼の仲間を思うから?
今回は糸口というより、過去の根っこつぶし。

リディアはある意味光なのかも。